エレキギター初心者に捧ぐ「初めてのギターの選び方」【ギター歴10年の私が教えます】

学生時代にエレキギターとエレキベースをはじめて早10年ほどになりました。こんにちは、アマノケンシです。

4月は進学・就職で環境が変わり、新しい環境にも少しずつ慣れはじめた頃ではないでしょうか。こうなるとふとこんなことを思いませんか?

「新しい趣味が欲しい」

わかります。エレキギターなんてどうでしょう。楽しいし音楽を聴き耳も変わりますよ。

今回はエレキギター初心者の方が、「初めてのギター」、言い換えれば「最初の1本」を選ぶ際にどんなポイントで選べばいいのか、選び方について解説します。

このページをご覧になっている多くの方は、すでにギターをはじめようとしている方だと思いますが、そうでない方もご参考までにぜひ読んでください。

選ぶときの基準は?

さっそくですが、初めてのギターを選ぶときの基準について書いていきます。エレキギターの選び方として、以下の3点から解説していいきます。

  • 見た目
  • 値段

ではそれぞれ見ていきましょう。

見た目(形や色など)

最初にこの「見た目」(形や色、言い換えるとシェイプやカラー)をあげたのには理由があります。見た目が一番重要だからです。

エレキギターを弾くうえでのモチベーションを維持するため、「好きな見た目のギターを使う」ことが大変重要だと考えています。

せっかくエレキギターをはじめても、モチベーションがあがらずにやめてしまう方は結構多く、実際私の友人にも何人かいます。エレキギターは最初の1ヵ月くらいを乗り越えると、さらに楽しくなるのですが、その1ヵ月くらいを乗り越えられずにやめてしまう方が多いです。やめるのは当人の自由ですが、ぜひエレキギターの楽しさを知ってほしいし、「もったいないなぁ」と感じてしまいます。

見た目が好きなエレキギターを選ぶと見るだけでうれしくなり、テンションがあがって不思議と続けやすくなります。なによりも楽しく続けていくことが大事なので、好きな見た目のエレキギターを選びましょう。

ご参考までに代表的なものをあげると、以下があります。

例)レスポール

レスポール(エレキギター)の画像
レスポールの画像(Free-PhotosによるPixabayからの画像)

例)ストラトキャスター(通称:ストラト)

ストラトキャスター(エレキギター)の画像
ストラトキャスターの画像(PIRO4DによるPixabayからの画像)

例)テレキャスター(通称:テレキャス)

テレキャスター(エレキギター)の画像
テレキャスターの画像(Craig ParkerによるPixabayからの画像)

ここであげたのはあくまでも代表的なもので、実際にはもっと多くの種類のギターがあります。楽器屋で見てみたり、検索したりして調べてみてください。その中で「ときめいた」形のギターがあれば、その形のギターを買いましょう。「ときめき」を大事にしてください。

値段

これにつていはいろいろな考え方があり、ギター経験者の中でも意見がわかれやすいです。

私としては「安いものを選ぶ」ことをおすすめしています。理由はいくつかあります。

  • すぐにはじめられる
  • 結局買い替えることになる
  • 挫折したときにダメージが小さい

順番に解説します。

すぐにはじめられる

安価なギターを買う場合、エレキギター本体だけで考えると、1万円程度もしくはそれ以下で購入できるものが多数あります。8,000円程度のものもあり、これなら中高生でも手が出しやすく、比較的すぐに買えるでしょう。
※もちろん実際にはアンプやシールド、チューナーなどの周辺機器が必要になるので、この金額では収まりません。

一方、初心者向けの中では高価な5万円程度のギターや、中級者以上でも使える10万円以上のギターとなると、初心者の方、とりわけ中高生では手が出しづらいと思います。お小遣いやお年玉を貯めたり、バイトをしたりと買うまでに時間がかかってしまうことも多いのではないでしょうか。

買うまでにかかった時間で練習していれば、かなり弾けるようになっていた可能性もありますよね。

結局買い替えることになる

エレキギターに限らず多くのことに共通しますが、ある程度経験を積むと欲しい形や音がより明確になります。経験を積んでからも「最初の1本がまさに理想でずっと使い続けたい」ということはほとんどありません。どこかしらのタイミングで新しいギターが欲しくなります。そうなると結局買い替えることになるので、高価なギターを購入して好みでなくなってしまった場合に、金銭的負担が大きくなります。

挫折したときにダメージが小さい

タイトルのままです。エレキギターは楽しいものですが、最初の1ヵ月以内で挫折してしまう方も多いです。挫折した場合にはエレキギターを購入したときのお金が無駄になりますよね。当然売ることもできますが、リセールバリューは購入時より低くなります。

この件ついては特に、「最初からいいギターを買うことで後戻りできなくする・自分を追い込む」など高価なギターをすすめる方がいますが、個人的には再現性が低くおすすめできないと思っています。

私の周りにも最初からある程度高価なエレキギターを買った人がいましたが、すぐに挫折していました。高価なギターを買うかどうかは、エレキギターを続けるための要因にはならないと考えています。周りに自慢しておしまいです。

音(機能性含む)

まったく気にしなくていいと思います。もちろん「ノイズが多い」などは気にする必要がありますが、音のよさや方向性といったことは考えなくて大丈夫です。

無礼承知で書かせていただくと、「初心者に音のよさや本質的な違い」はわかりません。 経験を積むことでわかるようになります。実際に私も、はじめたばかりのころは違いがよくわかりませんでした。友人たちも同様です。

加えて、値段のところに書いたように「ある程度経験を積むと欲しい形や音がより明確」になります。なので経験を積んでから欲しい音を追いかけましょう。

まとめ

ギター初心者が初めてのギター、言い換えれば最初の1本を選ぶ際の選び方について、見た目・値段・音といった観点で解説しました。

この記事が、ギター選びで迷っている初心者の方の役に立てば幸いです。

近いうちにおすすめのギターや周辺機器についての記事も書く予定なので、そちらもぜひ読んでください。

最後まで読んでくださりありがとうございます。よろしければ関連記事を中心に他の記事もご覧ください。