Webライターに必要な資格は?考察してみた

2019年6月13日

こんにちは、アマノケンシです。

今回の記事は自戒のために書きます。

Webライターとして活動するにあたり、必要な知識は多岐に渡ります。私はものごとを設計することと、ビジネスライクな文章を書くことはそれなりに得意ですが、今の状態では「Webライターとしての基礎体力がない」のではないかと考えています。

そこで今回は、この「基礎体力」をつけるのに役立ちそう、いい換えればWebライターとして活動するために必要になりそうな資格をまとめてみました。

Webライターに必要(有用)と考える資格

ビジネス著作権検定

もっとも重要な資格だと考えており、現在学習中の資格になります。

ビジネス著作権検定の公式ホームページの以下の文言。本当にこれにつきます。

著作権法は、知的財産権の他の法律(産業財産権)とは異なり、登録や申請がなくとも、誰でも権利者になることが出来ます。つまり、知らず知らずに他人の権利を侵害してしまうだけでなく、自分の大切な権利が侵害されることもあるのです。
企業においては、故意ではなくとも、著作権侵害を起こすことによって、社会的な信頼が失墜し企業の存続すら危ぶまれます。

著検とは? – 著検の特徴・試験内容|ビジネス著作権検定 | 資格検定のサーティファイ│あなたのスキルアップを応援します|(https://www.sikaku.gr.jp/bc/introduction/

ライターとして正しい日本語が書けることはもちろん重要ですが、仮に間違った日本語を書いてしまっても法律に触れるようなことはなく、社会的信用が大きく下がることはありません。

一方で著作権法違反は、法に触れる行為であり、ライター自身だけでなく掲載先の社会的信用を大きく失落させることになります。もちろんクライアント側でも対策は講じているのが普通ですが、まずライター側が気を付けることで著作権法違反リスクを低減すべきです。

モラルにかかわる資格だけに、資格取得をゴールにするのではなく、資格により得た知識をしっかりと定着させたいですね。

ビジネス著作権検定公式ホームページはこちら

日本語検定

日本語検定は漢字、表記、敬語、言葉の意味、語彙、文法などのさまざまな面から日本語の総合的な能力を測る試験であり、資格取得のための学習によりこれらの能力を高めることができます。

資格名だけ聞くと、外国人留学生がよく受験する「日本語能力試験」と勘違いされる方が多いですが、まったくの別物です。日本語能力試験が日本語を母国語としない人を対象とした試験であるのに対し、日本語検定の対象は日本語を母国語とする人も含んでいます。

公式ホームページで検定問題を見てみると、正直なところ2級の時点で結構難しいです。日本語検定に向けて学習することで、語彙や文法などの正しい日本語を書くうえでの基礎体力が身につくと考えています。

日本語検定公式ホームページはこちら

宅地建物取引士(宅建)

直接的にライターと関係ない資格ですが、資格保有者限定での募集があり、取得することで仕事の幅を広げることができます。これは宅建に限らずですが、特に宅建はこの傾向が強いように思います。理由はおそらく宅建がYMYLに関わる資格で、資格保有者であればE-A-Tが高められるからでしょう。

宅建のようなYMYLに関わりが深い専門資格を取得することで、これらの仕事を率先して引き受けることができ、専門性が高い分、単価を一気に高めることができるのではないでしょうか。

学習にかかるコストは高いですが、未経験から100時間程度の学習時間で合格している方もおり、仕事の幅と単価に好影響があると考えれば、学習コストも高い出費ではないです。

宅建試験の公式ホームページはこちら

そもそも資格は有用なのか、取得する意味はあるのか

まず前提として、資格は必ずしも必要にならないと考えています。これはほかの業種についても共通です。また、むやみに資格を取得してもスキル面でよい影響はないと考えています。では資格は無意味なのでしょうか。

そんなことはありません。資格は取り方を間違えなければ有用だと考えています。本当に必要(有用)な資格を適切なタイミングで取得することで、スキルアップすることができます。

そもそも資格取得のメリットは、学習する際の指標が明確になることです。なにか新しいことを学習するときに、「どういう順番」で「なに」を「どれくらいの粒度」で学ぶべきかを見定めるのは難しいですよね。

これが資格であれば、資格取得が目標になるため、目標の設定が簡単になります。そして試験要領からある程度、学習方法の筋道を立てることができますよね。加えてたいていの資格であれば、対応するテキストが販売されており、それらにはまさに「どういう順番」で「なに」を「どれくらいの粒度」で学習するかの情報が詰まっているでしょう。自身で計画を立てたり、情報を取捨選択したりする時間を圧縮できるので、大幅に学習コストがさげられること、これが資格を取得する最大のメリットだと考えています。

このように資格取得自体は大変有用ですが、気を付けななければならないことがあります。最初に書いたとおり、むやみに資格をすることは無駄で、 本当に必要(有用)な資格を適切なタイミングで取得することが重要です。

たとえばIT業界で働く人が、簿記の学習をしても生かせる可能性は低いですよね。もちろん担当するシステムが簿記にかかわるものであれば有用ですが、そうでない場合は資格で得た知識を利用する可能性が低いです。開発言語やデータベース、セキュリティに関する資格のほうが有用な可能性が高いですね。

このように無駄な資格を取得せず、有用な資格のみ取得していくため、資格の学習を始める前に本当に必要な資格なのかを見極める必要があります。試験要領や対応するテキストを眺めることで、資格から習得できる知識を事前に把握し、本当に必要なのか取捨選択していきましょう。

まとめ

今回はWebライターに有用な資格についてまとめ、資格を取得する意味について考察しました。

取得したほうがいい資格は以下です。

  • ビジネス著作権検定
  • 日本語検定
  • 宅地建物取引士(宅建)

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