siraphの1st ミニアルバム「siraph」のご紹介・レビュー
こんにちは、アマノケンシです。
本日はお気に入りのバンド「siraph」と、1st ミニアルバム「siraph」についてご紹介します。
めちゃくちゃかっこいいバンドなのに、思ったよりも周りに知っている人がいなくて寂しい…
この記事を機に、一人でも多くの方がsiraphを聴いていただけたら幸いです。
siraphとは
siraphはソロシンガーとして、アニソン・同人で活躍されているAnnabelさんを中心としたバンドです。
他のメンバーは、Annabelさんのバックバンド(Annabel Band)で、ライブのサポートを行ってきた方々。下記のメンバー構成となっています。
ボーカル:Annabel
ギター:照井順政(ハイスイノナサ)
ベース:山崎英明(ex. School Food Punishment)
ドラム:山下賢(Mop of Head, Alaska Jam)
キーボード:蓮尾理之(ex. School Food Punishment)
この手のジャンルが好きな方なら驚いてしまうようなすごいメンバーですね。School Food Punishmentが好きな方は既に聴いているのでは。
特にギターの照井順政さんは、最近話題の人気アイドルグループ「Sora Tob Sakana」の音楽プロデューサーとしてご活躍されており、楽曲提供もしています。
以下、公式HPやSNSアカウントへのリンクです。
1st ミニアルバム「siraph」のご紹介・レビュー
収録楽曲
2016/5/18に発売されたミニアルバムです。収録楽曲は以下になります。
1. in the margin
2. 時間は告ぐ
3. thor
4. カーテンフォール
5. linotype
6. 想像の雨
http://www.siraph.com/
YouTubeでクロスフェードデモが視聴できますので、ぜひ聴いてみてください!
レビュー
アルバム全体
全体的に暗めながらも疾走感があります。すべての楽曲に共通した雰囲気(siraphらしさとでも言いましょうか)はありますが、どの曲も個性的で同じような曲にはなっていません。メロディやアレンジが素晴らしいのはもちろんですが、リズムに対するアプローチが多彩です。全パート主張してるのにバランスが良くて不思議。
特に主張しているのに、歌に絡みついて寄り添うベースが印象的。私自身ベースを演奏するので気になったんですが、これは本当に難しい。ベーシストにはぜひ聴いてもらいたいです。
個々の楽曲
ギター・ベース・ドラムがリズムを刻み、1曲目の「in the margin」が始まります。歪んだベースが攻撃的でかっこいいです。ボーカルが入ってから少しするとキーボードも加わり、華やかな印象に。静かなパートになるとシンコペーション・ポリリズム全開ですが、違和感なくとても心地いいです。
キーボード・ドラムとともに、主張したベースで2曲目の「時間は告ぐ」につながる。途中から加わる、パーカッシブなギターのタッピングが印象的。
3曲目の「thor」は特にダウナーな曲です。ダウナーな曲になってもリズムがしっかりしているので、疾走感があります。
4曲目の「カーテンフォール」はこれまでと打って変わって、四分で刻んだギターから始まります。静かに始まり、サビに近づくにつれ音が増え、サビで一気に盛り上がる。そして、サビが終わると一気に静かに。後半のギターソロが勢いがあり、感情的でかっこいいです。
続いて、バラード寄りな5曲目「linotype」に。アンビエントの効いたキーボードが幻想的で、これまでの曲に比べると抑え目な曲です。それでもどのパートも主張しているんですが、厚かましさやしつこさは一切ありません。
最後の曲である6曲目「想像の雨」はアルバムの終わりにふさわしい、それぞれのパートの個性が生きた曲となっています。イントロとサブでギターが奏でるメロディが印象的で、間奏ではキーボードのソロもあります。2:45くらいから始まる間奏では、動き回るベースがこれまた印象的。
個人的には捨て曲無しと思っています。特に2曲目の「 時間は告ぐ 」と4曲目の「カーテンフォール」、6曲目の「想像の雨」が好きです。
販売ページリンク
CD(物理ディスク)
Amazonとタワーレコードで購入できます。
ダウンロード
Amazonとmora、iTunesをはじめ、多数のサイトで購入できます。
siraphの1st ミニアルバム「siraph」めちゃくちゃいい!
Annabelさんが率いるバンド「siraph」と、その1st ミニアルバムの「siraph」についてご紹介しました。
好きすぎて大変主観的な記事になってしまいましたが、本当に良いのでみなさんぜひ一度聞いてみてください!