Dell「XPS 13(9360)」をレビュー【薄型・軽量・高性能な13インチノートPC】【新型 New XPS 13(9380)と共通の部分も多いです】
こんにちは、アマノケンシです。
本日は普段デスクトップのパソコンを利用しているのですが、カフェに行ったり、実家に帰省したりするときや、寝る前にはノートパソコン(UMPC)のDell「XPS 13(9360)」を利用しています。
私が利用しているデスクトップはミドルクラスのゲーミングパソコンなので、スペック的に当然ながらデスクトップのほうが快適です。
しかしながら、このDell XPS 13(9360)もゲームや動画編集など、高いスペック(特にGPU)が必要な用途以外では、十分なスペック。プログラミングなどの開発用途にも耐えられます。薄型・軽量ながら高性能なノートパソコン(UMPC)です。
今回はDell XPS 13(9360)を外観やスペックなどの面でご紹介します。おすすめの周辺機器もご紹介。
私が利用しているDell XPS 13(9360)は、2016年9月発売の旧型で、最新型ではありませんが、最新型であるNew XPS 13(9380)と共通の部分も多いです。
最新型のNew XPS 13(9380)の購入を検討している方にも参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
XPS 13(9360)とNew XPS 13(9380)の公式ページは下記です。
Dell XPS 13(9360)の外観
Dell XPS 13(9360)の外観について写真を貼っていきます。
本体サイズ | 高さ:9~15mm 幅:304mm 奥行:235mm |
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重量 | 1.2kg(フルHD)、1.29kg(QHD+) |
外側はアルミ素材で、内側はカーボン素材になっています。アルミとカーボンの組み合わせてのおかげで、軽さと丈夫さを両立。
丈夫さについていえば、前職の同期がXPS 13を所有していて、「踏んだことがあるが無事だった」といっていました。踏むなよ…
またベゼルが大変狭いので、ディスプレイが大きく見えるうえに、筐体サイズが小型化されています。具体的には、筐体サイズが一般的な11~12インチのノートパソコンと同程度の大きさで、実際に私も11.6インチ用のケースを利用しています。
重量は1.29kg(QHD+の場合)で、ノートパソコンとしては軽い部類ですが、UMPCの中では特筆して軽くはないです。丈夫さとのトレードオフですね。
Dell XPS 13(9360)のスペック(私の例)
Dell XPS 13はBTOのように、複数のスペックから選択して購入できるため、ここでご紹介するのはあくまでも一例となります。すべてのXPS 13がこのスペックではないので、ご承知おきください。
それでは、私が利用しているXPS 13のスペックを書いていきます。
OS | Windows 10 Home |
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CPU | インテル® Core™ i7-7500U(第7世代) 開発コード名:Kaby Lake コア数:2 スレッド数:4 ベース動作周波数:2.7GHz |
GPU | オンボード(インテル® HD グラフィックス 620) |
メモリ | 8GB (LPDDR3-1866) |
保存領域 | 256GB M.2 SSD(PCIe接続) |
ディスプレイ解像度 | QHD+(3200×1800) 570万ピクセル(276 ppi) グレア タッチパネル |
実はツクモの店頭在庫処分で購入したため、自分でスペックを選んで購入したわけではありません。
ディスプレイはフルHDとQHD+が選択可能で、フルHDはノングレアでタッチ不可、QHD+はグレアでタッチパネルとなっています。
私のモデルはQHD+です。解像度が高すぎてOSの表示倍率100%では文字が小さすぎるため、200%程度に設定しています。
CPUは2コアで、第8世代以降と比べると性能が落ちますが、十分に高スペックです。購入から1年後くらいに第8世代が発表されてショックを受けた記憶があります(笑)
Dell XPS 13(9360)のメリット
4Kに近い高解像度のQHD+タッチパネルが選択可能
正直なところ13インチ程度であれば、フルHDでも問題ありませんし、フルHDの場合はノングレアなので、出先での作業時にも使いやすいです。
しかしながら、やはりQHD+という高解像度の恩恵は大きく、高解像度な画像がきれいに見えます。またQHD+の場合、グレアなので発色がよく、デザイン用途ではQHD+のほうがおすすめです。
QHD+を選択した場合には、タッチパネルになるのですが、タッチパネルは思っていたよりも便利です。ズームインやズームアウトがスマホのように楽にできます。
小型で薄型
本体サイズは一般的な11~12インチのノートパソコン程度です。厚みについても一番厚い部分で15mm程度の薄型で、小型で薄型。持ち運びの際もかさばりません。
軽量
UMPCとしては特筆して軽くないものの、ノートパソコンとしては十分に軽い部類です。持ち運びの際にも重さが気になりません。
バッテリー長持ち
スペック上は21時間駆動可能です。実際にここまで長時間使うには、設定も必要だと思いますが、あまり省電力を意識しなくても、実稼働時間で10時間以上余裕で駆動します。外出先でコンセントが利用できない場合にも対応可能。
キーボードのバックライト
キーボードには白色LEDのバックライトがついており、暗い場所でも快適にタイピングできます。あとかっこいいです。厨二心がくすぐられます。ごめんなさい、完全に主観です。
Thunderbolt 3・USB 3.1 Gen 2対応
USB Type-CポートはThunderbolt 3とUSB 3.1 Gen 2の両対応です。同時期に発売されたUMPCで、これらの規格に対応しているものは少ない印象なので、大きなメリットだと考えています。
USB PD(USB Power Delivery)対応
USB Type-CポートはUSB PD(USB Power Delivery)対応で、USB PDに対応するアダプターを利用すれば、バッテリーを充電できます。
かっこいい
これまた完全に主観です。すいません。
個人的にはめちゃくちゃスタイリッシュでかっこいいと思っています。アルミとカーボンのコントラストがいい感じです。
Dell XPS 13(9360)のデメリット
端子が少ない(特にディスプレイ端子がない)
端子は比較的少なめで、特にHDMIなどディスプレイ接続用の端子やLANケーブル接続用の端子はありません。USBもType-Cが1つとType-A(USB3.0)が2つで、Type-Cが1つのみの機種に比べれば多いですが、使い方によっては足りない場合もあります。
しかしながら後述の「Dell XPS 13(9360)におすすめの周辺機器」では、これらの問題を解決できる周辺機器をご紹介しますので、大きな問題ではありません。周辺機器に依存したくない方はご注意ください。
内側のカーボンが汚れやすい
内側のカーボンは手触りがいいですが、指紋がつきやすく落ちづらいです。光があたると若干気になります。乾拭きでは落ち切らないこともあるので、ウェットティッシュなどで掃除するのがおすすめです。
またタッチパネルを利用する場合には、ディスプレイが指紋で汚れるので、クリーニングクロスを用意しておいたほうがいいでしょう。
Dell XPS 13(9360)におすすめの周辺機器
実際に私が愛用しているDell XPS 13(9360)におすすめの周辺機器をご紹介します。
外部ディスプレイやLANケーブルを接続可能にする変換器
デメリットとしてご紹介した「端子が少ない(特にディスプレイ端子がない)」点については、外部ディスプレイやLANケーブルを接続可能にする変換器(通称:ドック)を利用することで解決できます。
USB Type-Cの端子は正直なところ、現状まだ利用する場面が多くないので、USB Type-CからHDMI・LAN・USB Type-Aなどに変換できるものがおすすめです。
私は下記を利用していますが、品切れで値上がりしているため、ほかのものもあわせてご紹介します。
他の商品は以下です。端子のバリエーションがさまざまなので、用途に合わせて選びましょう。
ちょうどいいサイズのケース(耐衝撃)
筐体サイズが11~12インチ相当なので、ケースもそのくらいのサイズのものを買うことをおすすめします。私は下記のケースを使っていますが、サイズ感ぴったりで耐衝撃性も十分です。
QHD+タッチパネル選択時におすすめのクリーニングクロス
使っているのと完全に同じ商品が見つからなかったので、同じメーカーで似た製品をご紹介します。サンワサプライのマイクロファイバークリーニングクロスがおすすめです。汚れがしっかり落ち、汚れても洗濯すれば何回も使用できます。
クーラー兼スタンド
自宅での作業のほか、カフェなど出先での作業時にも使える、クーラー兼スタンドです。排気口が筐体下側にあるので、これを下に置くことで廃熱がスムーズに。コンパクトなのでカバンに入れておくとおすすめです。
収納性抜群で安いリュック
カフェに行く際や2泊程度の旅行であれば、下記のリュックを利用しています。大容量で、クッション性に優れたパソコン収納スペースがあり、ほかにも収納が多く大変おすすめです。水に強いので雨の日にも安心。
Dell XPS 13(9360)は薄型・軽量・丈夫で高性能なUMPCでおすすめ!
Dell XPS 13(9360)を外観やスペックなどの面でご紹介し、おすすめの周辺機器についてもご紹介しました。薄型・軽量かつ丈夫で、高性能なため、自信をもっておすすめします。
新型のNew XPS 13(9380)についても、基本的な構成は似ているので、気になった方はぜひ購入を検討してみてください。