HTMLとCSSの入門書を3冊くらい読んだのでレビューする

こんにちは、アマノケンシです。

最近はまったく触っていませんが、2月から4月くらいまで、HTMLとCSSの入門書を3冊くらい読んだので、それぞれご紹介してみようと思います。

ちなみに読んだ本は以下の3冊です。

  • これからWebをはじめる人のHTML&CSS、JavaScriptのきほんのきほん
  • HTML5/CSS3モダンコーディング フロントエンドエンジニアが教える3つの本格レイアウト スタンダード・グリッド・シングルページレイアウトの作り方
  • 現場で使える最低限の知識がしっかりと身につく HTML/CSSデザインTextBook

それではご紹介していきます。

これからWebをはじめる人のHTML&CSS、JavaScriptのきほんのきほん

1冊目はたにぐちまことさんの「これからWebをはじめる人のHTML&CSS、JavaScriptのきほんのきほん」です。

端的にいえば、タイトルどおりこれからWebをはじめる人の一冊目としていい本だと思いました。

ざっくり以下のような構成になっています。

  1. 環境構築
  2. HTMLとCSSの基本 (sanitize.cssの使い方を含む)
  3. レスポンシブWebデザイン
  4. Bootstrapでフォーム作成
  5. JavaScriptの基本
  6. DOM操作(ストップウォッチ作成)
  7. Ajaxの基本(jQuery、Vue.jsの基本含む)

ご覧のとおり、HTMLやCSSの基本を学ぶだけでなく、レスポンシブWebデザインについて学ぶことができ、Bootstrapの使い方についても学ぶことができます。HTML・CSSだけでなく、JavaScriptについても扱っており、定番のjQueryのほか、なんとVue.jsの基本操作(v-forとか)についても紹介。

とりあえずはまずこの1冊を読破して、実装してみれば、簡単なWebサイトは作れるようになっているはず。

業界外の友人にもおすすめしたい良書です。

注意点として、プログラミング未経験者がこの本を読んだ場合、JavaScriptの説明が理解できるのかが少し気になりました。私はオブジェクト指向言語を中心に複数の言語の利用経験があり、JavaScriptも仕事で書いていたので、抵抗がありませんが、初学者には難しいかもしれません。

HTML5/CSS3モダンコーディング フロントエンドエンジニアが教える3つの本格レイアウト スタンダード・グリッド・シングルページレイアウトの作り方

2冊目は吉田 真麻さんの「HTML5/CSS3モダンコーディング フロントエンドエンジニアが教える3つの本格レイアウト スタンダード・グリッド・シングルページレイアウトの作り方」です。

こちらの本の大まかな構成は以下になっています。

  1. 全体をとおした進め方(開発環境含む)
  2. スタンダードレイアウトの実装
  3. グリッドレイアウトの実装
  4. シングルページレイアウトの実装

Webページの代表的な3つレイアウト、スタンダードレイアウト・グリッドレイアウト・シングルページレイアウトを実装して、モダンなデザインについて学ぶ本です。

特に最近は、シングルページレイアウトのランディングページが多いので、そこだけでも価値があると思います。

それぞれのレイアウトの実装後には、セルフコーディングが設定されており、実際に自分で考えて手を動かすことで、より理解を深められます。

注意点をあげると、この本はHTMLやCSSの基本は扱っておらず、ある程度触れたことがある方を対象にしている印象です。なので1冊目ではなく、2冊目以降に買う本としておすすめします。

またレスポンシブ対応をしているのは、シングルページレイアウトのみなので、スタンダードレイアウトとグリッドレイアウトでレスポンシブ対応をしたい場合には、自分で実装する必要があります。すべてのレイアウトでレスポンシブ対応のサンプルがあることを期待している方は注意してください。

現場で使える最低限の知識がしっかりと身につく HTML/CSSデザインTextBook

最後の3冊目は、「現場で使える最低限の知識がしっかりと身につく HTML/CSSデザインTextBook」

この本については、もう名前通りテキスト(教科書)です。

おおまかな構成は以下になっています。

  1. 事前知識(Webとは・HTML・CSSについて・開発環境など)
  2. HTML/CSS入門
  3. HTMLの基本
  4. CSSの基本
  5. シングルページレイアウトの実装
  6. 2段組みページの実装

読んでいて思ったのが、本当に内容が濃いです。概念的になんとなくではなく、本当に詳細にHTMLやCSSを学べます。教科書的に網羅されていて、すごい情報量です。

Web制作などHTML・CSSでご飯を食べていこうと思っている方の最初の1冊として強くおすすめします。

注意点として、内容が濃すぎて軽い気持ちで学ぼうとしている方が読むと挫折するかもしれません。Web制作ではなく、Webシステムを作るうえの第一歩としてHTMLやCSSを学ぶ場合、ここまでの知識はいらないかもしれません。

HTMLとCSSの入門に適した本3冊についてご紹介しました

HTMLとCSSの学習に適した書籍を3冊ご紹介しました。

こういう書籍は複数冊読むよりも、1冊を数周した方がいいという方もいます。

HTMLやCSSはプログラミング言語ではないため、記述の自由度が高すぎて良くも悪くもいろいろな書き方ができてしまい、書籍によってかなり書き方が違います。

私としては、1冊を買いつつ立ち読みレベルでもいいので、ほかにも数冊読んでみて、自分に合う・納得できる書き方を見つけるのがいいと思います。

気になった本があれば、ぜひ読んでみてください。

今回ご紹介したHTML・CSS入門書の購入用リンク