自分のエンジニアとしての市場価値が結構低かったというお話

2019年9月30日

こんにちは、アマノケンシです。

私は2019年3月末までの3年間、都内の中規模中堅独立系SIerで働いていました。

特に最後の現場にいた期間は1年半以上です。この現場では、仕様整合用の資料作成から設計・実装・テスト・リリース準備・一部マネジメントも行っていて、技術面でもそれ以外の面でも頼りにされていました。3年働きましたし、現場ではブイブイ言わせていたので、自身の市場価値について「結構高いんじゃね?」と思っていたのですが…

とあるフリーランス向けエージェントに登録して、いざ案件探しをお願いしてみると、待っていたのは絶望。

自身の市場価値が結構低いことがわかりました。

この記事は私と似た境遇の方に見ていただきたいです。

著者の経歴やスキルセット

私の経歴については、プロフィールページに書いているので、ここではざっくり書いていきます。以下をご覧ください。

  • 大学卒業後の3年間都内の中規模中堅独立系SIerに勤務
  • 製造業向けのWebシステムを開発(初期構築・保守運用)
  • パッケージを利用した開発がメインで、Aras InnovatorやIBM BPMを利用
  • 言語としてはJava・C#・JavaScript
  • SQLはパフォーマンスを意識して書ける(Oracle・SQL Server)

パッケージベースの開発を行っており、Aras InnovatorやIBM BPMといったパッケージを利用してきました。

なぜ著者の市場価値は低いか

端的に言えば、パッケージベースの経験しかなく、フレームワークを利用した経験がないからです。

パッケージを利用した経験は経験者が少ないので、対象のパッケージ経験者を募集している案件であれば参画できるでしょう。

一方で、パッケージ依存になるため汎用性が低く、パッケージを利用しない案件、特にWeb系案件には参画しづらくなります。

なにかしらのフレームワークの経験があれば、ある程度開発手法は似てくるので、経験のないフレームワークに関する案件でも参画しやすくなると思われますが、まったく経験がない場合には厳しい状況です。

フレームワークを利用しない、バニラのJava案件であればどうにかなるかもしれませんが、そうなると案件は少なくなりますし、単価として伸びづらいと思います。

私と同じようにフレームワークを利用した開発の経験がない方は焦ったほうがいいです。

どうしたら市場価値があがるのか

本来であれば業務でフレームワークを利用した開発を経験しておくべきでした。

しかし、私が所属していた部署ではパッケージを利用した開発しか行っていないため、前職の会社にいる限りは無理だったと思います。

エンジニアとしての市場価値があがらない点では無責任な会社だと感じましたが、市場価値があがると転職や独立がしやすくなるので、会社としてはリスクが低いのかもしれません。

業務でフレームワークを利用するのが一番ですが、休日にフレームワークを利用した開発を自学していれば少しは変わったかも。

在職中に学習しておくべきでした。

今独立を考えている方でフレームワークの利用経験がない方は、ぜひ今一度考えてください。

生活の安定している在職中に学習するほうがリスクが少ないので、学習後の独立をおすすめします。

私の場合、今悔いても遅いので、これからはフレームワークについて学習していきながら、まずは入れる案件に入っていこうと思います。

また、複数の言語を習得するか単一の言語に集中するかですが、基本的には単一の言語に集中したほうがいいです。単一の言語で上流から下流からこなせるようになったうえで、ほかの言語を習得することをおすすめします。

これはただの自論ではなく、エージェントでも同様のアドバイスをされましたので、信憑性があるはずです。

まとめ:単一の言語を上流から下流までフレームワークを利用して開発すると単価があがる

私の市場価値が低い理由と高めるための方法から、エンジニアとしての市場価値が低くなる理由と、高めるための方法について解説しました。

複数の言語に手を出したくなる気持ちはわかりますが、まずは今一番得意な言語を上流から下流まで極めていきましょう。

特にフレームワークを利用した開発経験があるとなおよいです。

私も自学で伸ばしてまいります。

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